自作クライミングウォール 組み立て

前回の続きで、大人向けのクライミングウォール作成の練習のため、ハーフサイズのスケールで子供向けのウォールを作成しましたので組み立てについて紹介します。

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壁の下準備

壁には大人サイズでは15mmから18mmぐらいの厚さのものが必要らしいのですが、今回は練習なので、近くのホームセンターで手に入る12mmの厚さのものを使いました。

あらかじめ、木材カットサービスで、十字に4分割したものを用意して、これを大人サイズのサブロク板に見立てて作成します。

 

ボルトの穴は、サブロク板1枚に対して規則的に3×12=36個の穴を開ける想定で、子供サイズに4分割した板には、1枚あたり9個の穴が空きました。

10Mサイズの爪付きナットを取り付けるため、電動ドリルで12mmの穴を空けます。

バリやカケが出ない様にサブロク板の裏に不要な木材を当てて一緒に穴を空けました。

 

穴をあけたら、木材保護塗料を塗ります。

塗装には70mmの水性用刷毛と、細かいところは15mmの小刷毛を使いました。

また、ガレージを汚さないように養生には布マスカーテープと養生テープを使いました。

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1度塗ったら乾かして、2度塗りしてまた乾かします。

 

乾いたら、爪付けなっとの取り付けを行います。

爪付きナットの取り付けは、どのブログでも騒音で近所迷惑でなるのを気にされていたので、裏に同じサイズのサブロク板を、表にも不要な木材を当てて、金槌でたたきました。

慣れてきたら、普通の金槌で軽くコンコンと打ち込んで、 1kgの石頭ハンマーで一撃いれたらすぐに済みます。

合板に取り付ける前に、1x4材の端材で練習しましたが、針葉樹合板は柔らかいのかもしれません。用意していた耳栓も使わずです。

 

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なお、一緒に移っている端材は当て木に使用している端材ですが、別の1x4の端材を1枚、石頭ハンマーでまっぷたつに割ってしまいました。

当て木をしているとはいえ、くれぐれも、タイルばりの玄関とかでやらないことをおすすめします。私は駐車場のコンクリートの上でやりましたが当ブログでは責任持てません。

 

骨組みの作成

骨組みには1x2サイズ(1x4を半分かっとしたもの)のものを利用します。

近くのホームセンターでは、8フィート(2440mm)と6フィート(1820mm)の2x4材が取り扱っているので、大人サイズではこれを使う事を想定します。

今回は練習なので、半分のスケールでそれぞれ、1220mm、910mmでカットしたものを材料として用意します。

 

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まず、縦方向の柱部分を作りました。左右ぞれぞれ、1220mmと910mmの1x2材をそれぞれ20度づつ傾斜させて接合できる様にカットして、木工ボンドで仮止めした上でコーススレッドで接合します。

 

カットは手ノコで正確に切断する為に道具を使いました。

岡田金属工業所 ソーガイドF

傾斜壁の微妙な角度に対応できるように、角度フリーのものにしました。

C型クランプもあわせて使う事で、木材とガイドが固定され、かなり楽に木材のカットができたと思います。

 

接合には65mmのコーススレッドを使いました。端材を使って練習したところ、下穴無しだと木材にヒビが入ってしまいました。

65mmの下穴あけに必要な長さの木工ドリルビットを急遽用意しにホームセンターへ。下穴径は3mmにしました。 

垂直に下穴を空けられるように何度も端材で練習しています。

また、木の固定にクランプが活躍しました。

クランプを使って固定することで、作業がかなり楽でした。

 

 

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裏から見ると骨組みがよく解ります。未塗装の部分は後から追加で補強を入れたのですが、この時点でペンキは使い果たしていました。

 

壁の取り付け

下側の壁から32mmのコーススレッドで取り付けていきます。

壁を取り付け終わったら、ホールドを取り付けて完成。

2歳児向けのサイズになりました。

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ふりかえり

一番下の中央のホールドに体重をかけるとしなるので、そこのホールドは外してあります。ここにも水平方向に梁を追加したいと思います。

また、前面の壁はそれ自体が耐力壁となって横方向に強いのですが、後ろで壁をささえている側の柱は横向きの力に弱いです。壁の左上、右上の角に体重をかけて揺らすと骨組み自体が多少揺れます。後ろ側の柱に筋交いを入れる事で強度をアップしたいと思います。

それが出来たら、年中組の娘には少しものたりないようなので、上方向に伸ばして壁を拡張したいと思います。

ちなみに大人用の壁は、このままの設計では作れないです。骨組みを裏返して前傾壁にしたいのですが、後から追加した後ろ側の柱に渡した水平方向の補強が邪魔になってしまいます。

 

考えはあるのですが、どうにも大掛かりなものになりそうなので、シンプルなやりかたを探っているところです。

いきなり前傾壁をつくるのではなく、まずは垂直壁を作ってみるほうが気軽に始められるかも知れません。