DevLove関西「TOCを初めて知ってみる」に参加してみた
6/26にDevLove関西の勉強会でTOC(制約理論)を勉強してきました。
TOCについては、「ザ・ゴール」の小説ではなくて、漫画版の方を読んだことがあっただけでしたが、目標を実現する為の思考スキームだという認識で参加しました。
セミナーに参加した目標は「ものごとを全体的に考えられるようになる」としました。
最近は仕事の事や子供の事で、ずっと考えがどうどう巡りをしていて結論がまとまらないことが多かった為です。
内容は、風が吹けば桶屋が儲かるというような、原因と結果のツリーを図表化するといったものが主でした。
ワークショップでは、自分のやりたい目標とそれが出来ない制約をテーマにして、ペアどうして図表をつくり、別のグループに説明するというものでした。
ポイントとしては「解決策を見つけようとしない」方が疲れなくてよいそうです。
たしかに制約を書き出していって矢印を引いて、紙に書き出すだけで考えが整理されていくので、それだけでも意味はある様です。
学んだ事をもとに、家に帰ってからも同じ手法でプライベートでやりたい事を図表化してみました。
まず、私はボルダリングが趣味なので、やりたいこと(目標)を「子供(幼稚園児)にボルダリングさせる」としました。(図表の赤色)
できていない理由は「クライミングジムは小学校高学年から入会できる」からです。
やっていると、最初に決めた目標とは違う、「子供が小学校にあがっても授業についていくことができる」という本当の目標が見えてきました。
最初の目標は「自分がやりたいこと」でしかなかったのですが、本当に目標としなければならなかったのは「家族みんなの共通のゴール」だったのですね。
それに気づいてからは家族で話し合って決めたことと、自分のやりたいことがどうつながっていくのか整理することに始終しました。
上に書いた図は、あとで家族にも見てもらったのですが、そこで子供の習いごとに対する新たな意見や思いも聞く事ができました。それに伴ってまた図表を更新しなければならないのですが、図表にすることで家族での意思疎通のコミュニケーションの道具としても利用出来る様です。
セミナーではほんのさわりしか学べませんでしたが、家に帰って実際にやってみて初めて少しずつ身に付いてきた様に思えます。
講師の方からはおすすめの書籍として下記のものをおすすめされたのですが、ワークショップでやったのはここで紹介されている「ブランチ」という手法の様です。
Amazon.co.jp: 考える力をつける3つの道具 電子書籍: 岸良 裕司, きしら まゆこ
セミナー後 、講師の東さんが「TOCは5歳児から使える」と行っていました、子供の場合は、文章の代わりに絵で説明したもので矢印を引っ張って図表化するそうです。
たとえば、子供が「おかしを食べたい」というやりたいことがあればお菓子の絵をかいて、それが出来ない制約として「夕食が食べられなくなるから」という説明にお母さんがおこっている絵や夕食の絵を書いたりするそうです。