AmazonWebServiceのEC2を利用する上での費用
AWSを提案に入れようとすると費用は顧客にどう説明しようかと思い悩みます。
AWSの料金表を見ても、細かくてよく分からない。ドル建てになるし、どういうことをすると、どれぐらい掛かるのか?
ある程度、リスクを積んだ上で、プラン別の価格表をつくり提案するしかない。為替変動があったら価格表を改定したりとかする必要がある。
いっそ、ユーザーが直接AWSと契約して、間に入っていかない方が話が早いんだが、受け入れられるかどうか?
どちらにせよ費用感を持つにはやってみたほうが早い。
たまたま、今の仕事でAWSにデモサイトを構築してほしいという依頼がありましたので、手を挙げてやりましたとも。
EC2+RDSを利用した構成が理想なのですが、とりあえずEC2の1インスタンスのみでWebサーバー、DBサーバーをすべてを兼ねるという構成となります。
仮想OSはAmazonLinuxを使いました。
となるとたくさんの料金メニューがならんだ価格表から見るべき個所は限られてきます。
いろいろ、はしょってしまうと。
いくつかプランがあって、t1.microというのが一番安いのですが、メモリが600MB相当しかありまん。あるオープンソースを入れたのですが、MySQLサーバーが落ちて起動しなくなってしました。
これはキャッシュを割り当てを1GBに設定することで、ある程度持つのですが、オープンソースが重すぎたため、やむなくプランを1つ高いm1.smallに上げることになります。これはメモリは1.7GB相当です。
普通ならデモサイト程度ならt1.microで十分のハズだと思います。
では計算してみましょう。
(単価)AmazonLinuxの場合 アジアパシフィック価格
t1.micro $0.027/1h
m1.small $0.088/1h
1日24時間起動しぱなっしで、1か月放っておいたとすると、
t1.micro $0.027 × 24h × 30日 × 1米ドル 100円 ≒ 2000円
m1.small $0.088 × 24h × 30日 × 1米ドル 100円 ≒ 6000円
机上で計算すると上記が目安となるのですが、実際は違うと思う。
お客様に費用感を説明できるようになるには、実際にやってみるしかない。
AWSでビジネスをしたい人は、さっさとAWSをサインアップして使ってみるべきだ。1年間の無料利用枠なんて正直いらない。でもお客さんには1年間の無料枠でどこまでできるか説明できなくてはならない。
なお、デモサイトぐらいにしか使えないが、必要な時だけ起動すれば安く上げることもできます。ただし、IPアドレスが、つまりURLが起動するたび変わってしまいます。
URLが毎回変わるのが困る場合はElasticIPという、固定IPを割り当てる別のオプションサービスがあり、オプション費用がかかります。
1割り当てはまでは無料かと思ったら適用条件があり必ずしもそうでない。
これもお客様に説明できるようにならないといけない。
他にもリザーブドプランなどお得なプランがあるようです。
これもお客様に説明できるようにならないといけない。
あれ、なんか敷居高いな。
複雑な携帯電話の料金プランを頭にたたきこまなければならない、携帯電話の販売代理店の販売員の気分だ。
要するに自分自身がユーザーになってサービスを体験した上で、お客様にとって一番お得なの方法をわかりやすく提案できる能力が求められている。
辛。
参考:Amazon EC2 料金表 | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)